フィラリア予防の最後の投薬は、蚊がいなくなってから1か月後です。
フィラリアの予防薬は1ヶ月間予防効果が続くのではなく、
飲んだタイミングですでに感染してしまっているフィラリア幼虫を駆虫するお薬です。
そのため、最後の月の投薬が非常に重要になります。
特に今年は暖かく、11月中旬まで蚊がいましたので例年以上に注意が必要です。
蚊に刺されて犬の体内にフィラリア幼虫が入り込むと、3~10日後に脱皮して移行幼虫となります。
予防薬はこの移行幼虫を駆除することができます。
移行幼虫は50~70日後にさらに脱皮して大きくなります。
そうなると薬が十分に効きません。
確実にフィラリアの駆虫が可能なのは、
蚊に刺されて感染が起きてからおよそ1か月前後といえます。
11月中旬に蚊に刺されて感染したフィラリアの幼虫が生き残ってしまうと、
春には予防薬の効かない成虫へと成長してしまいます。
ですので、今年最後の予防薬は12月中旬以降に忘れずに飲ませてあげてくださいね。
(月頭に飲ませている方は1月頭が最後になります。)