気温と湿度にはご注意を!!

本格的な夏がやってきました。
この季節に気をつけたいのが熱中症です。
今回は犬の熱中症についてお話していきます。

1.熱中症の原因について

人の場合、汗をかく事で体温を調節しています。
ですが、犬には足の裏の肉球部分にしか汗をかくところがなく、基本的には汗での体温調節ができません。
それでは、どうやって犬は体温の調節をやっているのでしょうか?
犬は口を大きく開け舌を出し、ハァハァ呼吸をして口腔内の粘膜から水分を蒸発させることで熱を外に逃がして体温を調節しています。そのため、気温が高かったり湿度が高かったりすると体温の調節が難しくなり、熱中症になりやすくなります。

2.熱中症の症状について

〇口をあけてハァハァ・ゼェゼェと苦しそうに呼吸をする
〇大量によだれが出る
〇体が熱い
〇ぐったりして立てない
〇舌の色が青紫色っぽくなっている             など

他にも嘔吐や失禁、意識を失ってしまうこともあります。
そうなってしまう前に少しでも異変に気づいたらすぐに病院に連れていくようにしましょう。

3.どういう犬がなりやすいの?

・高齢犬            ・毛色が黒い犬
・太り気味の犬         ・毛が長くて厚い犬
・心臓病等の病歴がある犬    
・鼻が短い犬種                    など

4.熱中症の予防について

気温・湿度に気をつける

先程も説明しましたが、犬は高温多湿に弱い動物です。
犬に適した温度は25℃~28℃、湿度は45%~65%です。
そのため、エアコンや扇風機を使ってお家のわんちゃんが生活しやすい環境を作ってあげるようにしましょう。また、こまめに換気をすることも忘れないようにしましょう!

こまめに水分補給をしましょう

人の熱中症予防にも水分補給は大切ですが、犬でも同じことが言えます。
水分をこまめにとらないと脱水になってしまいます。
普段からお水をあまり飲まないわんちゃんには、ごはんにお水を入れてあげるなど少し工夫するようにしましょう!

車の中に置いていくことはやめましょう

車内は窓を開けていても時間がたてばとても暑くなります。
少しの時間でも車に置いていくのはやめましょう。

お散歩や外出は涼しい時間にいきましょう

暑い時間帯はアスファルトの熱で、地面に近いほど温度が高くなっています。
そのため、人より低いところにいるわんちゃんは熱中症になりやすいです。
それだけでなく、熱々になったマンホールなどで知らないうちに肉球を火傷してしまう危険もあるため
お散歩をするときは地面は熱くないか確認して涼しい時間帯に行くようにしましょう!


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