狂犬病の予防接種の時期が近づいてきました。
そこで、狂犬病について少しお話しようと思います。
1.狂犬病について
狂犬病はウイルスによる感染症です。
もし、感染し発症してしまうと100%命を落としてしまう恐ろしい感染症です。
「狂犬病」という名前から犬にしか感染しないと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、
実は、私たち人間を含むすべての哺乳類が感染する可能性があります。
ですが、現在の日本では狂犬病の発生はありません。
2.飼い主様へのお願い
日本では狂犬病が再発しないように法律で飼い主様にいくつかの義務を定めています。
1つ目が犬を飼ったら市区町村に登録をすること
<登録の理由>
犬がどの地域に何頭いるのか?をわかるようにするためです。
万が一狂犬病が発生しても感染の拡大を早く防ぐことにつながります!
2つ目が狂犬病予防注射を毎年接種すること
<注射の理由>
日本に狂犬病が入ってきても、大切な愛犬が感染することを防ぐだけでなく、人に感染してしまうリスクも防ぐことにつながります!!
3つ目が犬に「鑑札」と「注射済票」を付けること
鑑札と注射済票は登録と予防注射を受けている証明になります。
ドッグランやペットホテル、トリミング施設を利用する際に場所によっては予防注射を受けていないと利用できない場合があり、鑑札と注射済票を首輪につけておくと証明がしやすいです。
一言でいうと……お家のワンちゃんとお出かけできる幅が広がります!!
※注意
首輪に鑑札と注射済票をつける際は落として無くさないようにしっかりと取り付けるようにしましょう。
3.まとめ
幸いにも現在の日本は狂犬病清浄国ですが、世界中では今でもほとんどの国で狂犬病が発生しています。そのため、いつ日本に入ってくるか分かりません。
万が一ウイルスが入ってきても感染・拡大を防ぐために飼い主様の予防に対する意識がとても大切になります。